重要事項説明書の「ここ」だけは確認!難しい書類の中で後悔しないための最重要項目

2026.02.05

【はじめに】

土地の契約直前に行われる「重要事項説明(重説)」。宅地建物取引士が難しい専門用語を並べて何時間も説明するあの時間は、多くのお客様にとって苦痛かもしれません。しかし、ここには「買った後に家が建てられない」「多額の追加費用がかかる」といった、人生を左右する重要な情報が詰め込まれています。今回は、不動産のプロである小松が、難しい説明の中でも、お客様が「ここだけは絶対に聞き逃してはいけない」という最重要チェックポイントを絞ってお伝えします。

インフラ関係:蛇口をひねれば水が出る、という当たり前を確認する

最も重要なのは、生活に不可欠な上下水道とガスの状況です。

  • 「引き込み」は完了しているか:敷地の目の前の道路まで配管が来ていても、敷地内まで引き込まれていなければ、その工事費用は数百万円にのぼることもあります。
  • 配管が「他人の敷地」を通っていないか:古い土地ではよくあるトラブルです。他人の土地を通っている配管は、将来の建て替え時に承諾が必要になったり、トラブルの火種になったりします。これを「重説」でしっかり確認しなければなりません。

道路の権利と制限:家を建てるための「絶対条件」

家を建てるためには、建築基準法で定められた道路に、敷地が2m以上接していなければなりません。

  • 私道(わたくしどう)か公道(こうどう)か:目の前の道路が私道の場合、通行や掘削(配管工事)の許可が持分として持っているか、あるいは承諾書があるかを確認します。これがないと、住宅ローンの審査が通らないことさえあります。
  • セットバックの面積:道路幅が狭いために、敷地の一部を道路として提供しなければならない場合、実際に使える土地の面積はどれくらい減るのかを再確認してください。

特記事項と「容認事項」:契約書の最後に隠された本音

プロが最も注目するのは、書類の最後の方にある「特記事項」や「容認事項」です。

「近隣に〇〇のような施設がある」「境界が未確定である」「将来的に騒音が発生する可能性がある」など、売主側が責任を逃れるために記載している重要な事実がここに隠されています。

ここを読み飛ばすと、住んだ後に「そんなの聞いていない!」と言っても手遅れになってしまいます。

まとめ:分からないことは「その場」で止めて聞く

重要事項説明は、形式的な手続きではありません。少しでも「ん?」と思ったら、恥ずかしがらずに説明を止めて質問してください。トーンハウスでは、契約の場に私たちスタッフが同席したり、事前に重要事項の説明内容を確認してアドバイスしたりと、お客様が「納得のいかない契約」をすることがないよう、徹底的にサポートします。

営業(宅地建物取引士) 小松 亜矢子

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