収納を増やしても部屋は狭くならない?広く見せるための設計のコツ

2026.01.29

【はじめに】

「収納をたくさん作ると、その分、生活スペースが狭くなってしまうのでは?」という不安を抱く方は少なくありません。しかし、事実は逆です。適切な収納計画がない家は、床に物が溢れ、結果として生活スペースを圧迫してしまいます。トーンハウス(トーンハウス)では、収納量をしっかりと確保しつつ、むしろ部屋を「より広く」感じさせるための高度な設計テクニックを駆使しています。今回は、職人社長の視点から、その具体的なコツを公開します。

「凹凸」をなくし、平面を鳴らすという考え方

部屋が狭く見える原因の一つは、壁や家具による「凹凸」です。後付けの家具を置くと、壁から家具が飛び出し、視覚的なノイズとなります。

トーンハウスでは、最初から壁の厚みを利用して収納を埋め込む「ニッチ収納」や、壁一面をフラットに仕上げる「壁面造作収納」を多用します。

  • フラットな壁面の創出:凸凹をなくし、壁面を一直線に鳴らすことで、人間の脳は空間をより広く認識します。
  • ハイドアの採用:天井まで届く「ハイドア」を組み合わせることで、視線を遮るラインを減らし、空間の連続性を強調します。

「距離感」の緻密な計算

空間の広さは、単なる畳数(面積)だけで決まるものではありません。トーンハウスが設計で最も気にするのは、各所の「距離感」です。

  • ソファーからテレビまでの最適な距離
  • ダイニングテーブル周りの動線幅
  • サッシ(窓)から家具までの余白

これらを「狭すぎず広すぎない」絶妙なバランスでプランニングします。特に、視線が抜ける位置(対角線上など)に窓を配置することで、視覚的な広がりを劇的に変えることができます。

位置を「確定」させることで生まれる余裕

トーンハウスの家では、造作家具によって「物の定位置」を最初から確定させます。

例えば、ルンバの基地、テレビの位置、カップボードの場所。これらを設計段階で固定することで、家具をどう置くか悩む必要がなくなり、部屋全体のレイアウトがスッキリと整理されます。

「必要なところに必要なものがある」という機能美は、住んでからのストレスをなくし、物理的な広さ以上の「心の余裕」を生みます。収納を増やすことは、部屋を狭くすることではなく、暮らしをシンプルに、そして豊かにすることです。トーンハウスの「広く見せる収納術」で、ゆとりある毎日を始めてみませんか。

代表取締役(一級建築士・宅地建物取引士) 本間 一海

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