気密性能の根拠。見えない部分(下地)を丁寧に作るからこそ、C値0.2〜0.3が実現できる
2026.01.31【はじめに】
最近の家づくりにおいて「高気密・高断熱」という言葉は一般的になりました。しかし、高性能な断熱材を使えば、それだけで家が暖かくなるわけではありません。重要なのは「気密(隙間のなさ)」です。トーンハウス(株式会社とちたて)では、全棟で気密測定を実施し、C値0.2〜0.3という全国トップレベルの数値を安定して叩き出しています。今回は、数値という「結果」を支える、職人による「下地作り」の執念について深く掘り下げます。
なぜトーンハウスは「数値」にこだわるのか
住宅の性能は、目に見えません。だからこそ私たちは「根拠(エビデンス)」を大切にします。
- C値0.2〜0.3の凄さ:一般的な高気密住宅とされる数値(1.0以下)を遥かに凌ぐこの実績は、建物全体にある隙間をハガキ数分の1枚程度に抑えていることを意味します。
- 魔法瓶のような家:高い気密性能があるからこそ、断熱材の能力が100%発揮されます。冷暖房効率が劇的に高まり、新潟の冬をエアコン一台で家中暖かく過ごすことが可能になります。
性能の真髄は「下地」に宿る
C値0.2〜0.3という驚異的な数字は、高級な設備を導入すれば手に入るものではありません。それは、大工や職人が建築中の現場で、一つひとつの隙間を執念深く埋めていく「地道な作業」の結晶です。
- 見えない部分(構造や下地)への手間:断熱材を吹く前の下地作りや、配管が貫通する部分の処理など、完成後には隠れてしまう部分に対して、他社よりも圧倒的な手間をかけています。
- 「これくらいでいい」を許さない:1ミリの隙間も見逃さない丁寧な施工。この「やりきっている」という自負があるからこそ、機密測定という形で自らの仕事を客観的に評価する勇気が持てるのです。
職人の技術を証明する「機密測定」という儀式
トーンハウスにおいて、全棟実施している気密測定は、単なる確認作業ではなく、職人にとっての「晴れ舞台」です。
- 数値化されるプライド:現場ごとに測定結果が出ることは、職人にとって自分の技術が試される場でもあります。前回の現場よりもさらに良い数値を、という職人同士の切磋琢磨が、トーンハウス全体の品質を支えています。
- アクアフォームによる隙間なき施工:トーンハウスでは現場吹き付け断熱材「アクアフォーム」を採用しています。複雑な形状にも密着し、職人の丁寧な下地作りと相まって、極めて高い気密性を長期にわたって維持します。
まとめ:数値は嘘をつかない
気密性能の高さは、職人の誠実さのバロメーターです。どんなにデザインが素晴らしくても、基本性能が伴わなければ本当の豊かな暮らしは得られません。トーンハウスは、見えない部分の「丁寧さ」にどこまでもこだわり続け、確かな数値に裏打ちされた、夏涼しく冬暖かい住まいを提供し続けます。
代表取締役(一級建築士・宅地建物取引士) 本間 一海